訪問4コマ漫㊸「11月11日は、、、、!」
11月11日は、、、、!
皆さん、11月11日は何の日か知っていますか!?
あっ、『ポッキー&プリッツの日』と答えたそこのあなた。
ブブーーー。でございます。
医療、介護職についている皆様にはこう答えていただきたい。
そう、『介護の日』だと。
なぜ11月11日なのか?
厚生労働省のホームページより引用すると
「いい日、いい日、毎日、あったか介護ありがとう」を念頭に、「いい日、いい日」にかけた覚えやすく、親しみやすい語呂合わせ。
としたそうです。
私は個人的に、あったか介護のフレーズが好きで、初任者研修の時など、受講生方によく紹介する。
あったか介護を実現するために必要な事のひとつに(医療・介護業界に限った事ではないが)人手が必要だ。もちろん様々なテクノロジーの進歩にて以前よりも機械が担ってくれる仕事は増えたとはいえ、やはり人手ははずせない。
2023年小学生の将来なりたい職業ランキングにおいて、
男女ともに「医師」は10位以内にランクインしているが、介護福祉士とか、理学療法士とかはまだまだ小学生の将来像に及ばないのか、または認知もされてないのかもしれない。シクシクである。
訪問現場においては様々なご家族と遭遇する。
介護生活はそれまでの夫婦間や親子間の積み重ねによって形が変わるなと感じる。
とある夫婦のお話をしよう。
奥様が先に病気で倒れ、旦那様が介護する生活が始まった。
今まで家庭のことは奥様に任せっきりだった旦那様。
お子様もいなかったこともあり、旦那様にとって初めての主夫仕事と介護生活がスタートした。
70歳を超えての介護、主夫生活。きっと匙を投げたしたくなることもあっただろう。
しかし、周囲の助けも借りながらかれこれ10年以上在宅にて介護、主夫生活を送っている。
リハビリにて関わる中で、とても尊敬しあっている様子が垣間見え、旦那様の口から奥様の嫌な点や悪口は一切なく、むしろ自慢話、いやノロケ話のように奥様の若い頃の武勇伝や2人で行った旅行の話など話してくれる。
その話が聞こえているのか否が、奥様も目を細めてニヤッとする。
なんて穏やかな、あったかい介護生活なんだろう。と思う。
そんなご夫婦のお手伝いをできるって
いい仕事だと思いません??
そこのヤングな君たち!?(ヤングってもう死語かしら)
介護、医療の仕事は与えることよりも、吸収する、感じる、共感する場面が多く、自分自身の成長が技術や知識だけではなく人として、人生観そのもののブラッシュアップする機会があると思う。
介護の形は十人十色、いや万色と言えよう。答えもなければ、時代によって価値観、サービス提供体制も変わってくるだろう。
しかし基本はわすれてはならない。
私もいざ自分が介護される側に立った時のために、、、、
尊敬されるところあるかしら?と思う今日この頃である。
2024.12.16