4コマ漫画59『AIの波は、高齢者にも、、、』
先日、とあるスタッフからこんな話を聞いた。
80代の女性利用者様が、なんと!!!
すっかりAIを使うことを楽しんでいると!
どんな使い方してるの?と、80代とAIが結びつかない私は疑心暗鬼にスタッフに尋ねてみた。
「○○が痛いんだけど、なんでだろう?」
とAIに聞いたり、
冷蔵庫の中身を写真に撮って、
「この材料で献立を考えて!」
とお願いしたり。
返ってきた答えを見ながら、
「楽しいね。面白いね。」
と笑顔で話しているんだそう。
終いには
「腸腰筋をストレッチしたいんだけど、どうすればいい?」
と聞いたら
「80歳を越えて、そのような考えを持つことは素晴らしい」と誉められたし、癒やされたわーと。
めっちゃ使いこなしてるやん!!
AIというと、「難しい」「怖い」「若い人のもの」というイメージを持つ高齢者が多い中、
積極的に使いこなし、新しい楽しみを見つけている方もいると、新しい発見あり、先入観でなんでも決めつけてはいけないな!と感じたところでした。
そして、今まさに、世の中は”AIとの付き合い方”が変わる過渡期なのかもとつくづく思うわけで。
実際、訪問看護の現場でも変化やAIの影響を感じる。
以前は携帯電話:ガラケーを持っている利用者様が多かったが、最近はスマートフォンへ切り替える方が本当に増えた。
訪問すると、リハビリや体調の相談だけでなく、こんな相談を受けることも多く、
「LINEのアイコンが消えちゃったんだけど、どうしたらいい?」
「このメール、本物かな?開いて大丈夫?」
「役所から『スマホで手続きできます』って書類が来たけど、どうやるの?」
そのたびに私は、少し得意げに、有識者のようにスマホの操作方法をレクチャーする。
すると、
「ありがとう!」
「助かった!」
と、とても喜んでいただけ、
「さすがだね」
といわれ優越感にひたる。
リハビリとは直接関係ないように見えて、こうした”ちょっとした困りごと”を一緒に解決することが信頼関係につながり、問題を解決することで心にも身体にも余裕ができ、いつも以上のパフォーマンスを発揮する方もいる!
リハビリよりスマホの先生として感謝される日もありかな。と感じる。
棚から牡丹餅ならぬ、「スマホから信頼獲得」
実は、このAIの波はリハビリ業界にも急速に広がっている。
計画書や報告書の作成を手伝ってくれることはもちろん、最近では身体評価までAIが行える時代になってきた。
姿勢や動作を解析し、身体の問題点を抽出し、必要な運動プログラムを提案する。
ここまでは私も「そういう時代になるだろうな」と想像していた。
しかし最近では、
「どのくらいの強さで身体に触れるべきか」
「どの程度の負荷で運動を進めるべきか」
といった、リハビリの”さじ加減”までAIが提案できる技術も登場しているそーな。
技術の進歩には驚かされるばかりだ。
そんな技術の進歩に便利だなーと思う一方、私たちの役目は?とヒヤヒヤすることも。
しかし、もちろん、AIはもちろん万能ではない。
利用者様の表情や声のトーン、その日の雰囲気。
「今日はいつもより元気がないな」
「何か気になることがあるのかな」
そんな小さな変化に気付き、寄り添えるのは私たちでしかないと思う。
AIが得意なことはAIに任せ、人にしかできないことは私たちが担う。
だからこそ、技術はもとより人として、ホスピタリティが大切になってくるのかな?と思うのだ。
高齢者もAIを楽しみ、私たち医療・介護職もAIを活用する時代。
数年後には、「AIを使うのが当たり前」という日が来ているだろう。
変化を恐れるのではなく、楽しみながらアップデートしていきたい。
最後に、私とAIの話をひとつ。
先日、AIに質問したところ、返ってきた答えは見当違いだった。
思わず、
「いや、そうじゃないんだけど。」
と愚痴を吐くわたし。
するとAIは、
「申し訳ありません。説明が不十分でした。」
と素直に謝り、さらに改善案まで提案してきた。
「まず謝る。そして相手に寄り添い、次の提案をする。」
あれ?これは私たちが大切にしている支援の姿勢そのものでは、、、。
最近は、AIから仕事だけでなく、ホスピタリティまで学んでいる気がします(笑)。
2026.08.06








