4コマ漫画53「意思決定支援!」
新年あけましておめでとうございます。
今年はうま年。
「うまーく行こうぜ!」とやる気満々ですが、三日坊主にならないことを祈るばかりです。
さて先日、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)の勉強会に参加しました!
ACPとは「人生会議」とも呼ばれ、将来の変化に備えて、将来の医療やケアについて、患者さん本人を主体に、ご家族や近しい人、医療・ケアチームが繰り返し話し合いを行い、意思決定を支援していくプロセスのこと。
――だよね、だよね。
患者さんの気持ちを尊重するって、本当に大事。
まだまだ知識も経験も不足していますが、日々の業務につなげていきたいと改めて感じました。
また別の機会に、「意思決定支援」について学ぶ場がありました。
意思決定支援とは、障害のある方や認知症のある方が、自分の人生に関する選択をする際に、必要な情報やアドバイス、コミュニケーション方法などを提供し、本人の意思決定をサポートするプロセスのこと。
なるほど、なるほど。
認知症のある方だって、「自分のことは自分で決めたい」。
どう関わることが、その人にとってよい支援になるのか。
改めて考えさせられる機会となった!
ACPも意思決定支援も、共通しているのは
「本人を主役に、寄り添いながら支援していくこと」。
大切なことだが、実際の現場では本当に難しい。
「どうすればよかったのか?」
答えが見つからない。
ここで、Aさんのお話。
Aさんは一人暮らし。
もともとの性格もあるのか、何事にも不安が強く、自分で決めることに自信のない方だった。
支援者は、できる限りご本人の意思を尊重し、不安に寄り添い、相談にも対応してきた。
しかし一つ、大きな困りごとがあり、
Aさんは、人によって言うことや態度が違い、
どれが本当の思いなのか、意思なのか、分からないのだ、
その時々の感情で発言が変わり、
支援者の一言で、今までの話が180度変わることもしばしば。
周囲の影響を受けやすいことも、支援を難しくしていた。
その結果、支援者それぞれが持つAさんの印象はバラバラで
ある支援者は
「いつも明るくて、よくお話ししてくれます。自分のことも比較的できていますよ」
一方で別の支援者からは
「人の悪口が多く、何でも支援者に頼ってきて大変です」
――支援者が振り回されてしまう状態。。。
皆さんも、こんな経験はありませんか?
家族の前では「嫌だ」と言うのに、
医師の前では「はい」と従順になる高齢者。
普段は「できない」「無理」と言うのに、
行政の前では「何でもできます」と話す高齢者。
こうしたケースは、まだ“かわいい”方かも。
一人暮らしの高齢者の場合、
・これからどうしたいのか分からない
・制度が分からない
・体は衰えていく
・不安ばかりが募る
・何が正解か分からない
そんな場面に、日常的に出会う。
私自身、できるだけ分かりやすく説明し、情報提供をしながら寄り添うことを大切にしていますが、
**「聞き方」「伝え方」**の難しさを、常に感じる。
さらに難しいのは、本人だけでなく、家族の意向が支援を左右する場面も多いことだ。
そしてもう一つ大切なのが、支援者間での情報共有。
主観や感情に引っ張られず、できるだけ客観的に伝えること。
私情が入ると、知らず知らずのうちに話が膨らみ、
本来伝えるべき情報からズレてしまうことも。
自分自身への戒めでもあります。。。
さて、最後にうまどしだけに、こんなことわざで締めたいと思います。
「馬には乗ってみよ、人には添うてみよ」
馬の良し悪しは、乗ってみなければ分からない。
人の本質も、共に過ごし、関わってみなければ分からない。
何事も、実際に経験してみて初めて見えてくるものがある。
2026年。
馬に乗る自信はありませんが、
人に寄り添う姿勢は変えず、
そして柔軟さも忘れずにいたい。
そんなことを思う、今日この頃です。
2026.01.26








